水虫は感染症のため、自分が感染してしまうと自分だけの問題とはいえなくなります。そして「自分には関係ない」と思っている人ほど水虫になりやすい環境で過ごしている可能性があります。

水虫の種類と症状の説明

水虫は、カビの仲間である皮膚糸状菌の白癬菌が患部に寄生する事で発症する皮膚感染症です。
水虫には、足白癬や爪白癬、手白癬、ゼニタムシと呼ばれる体部白癬、いんきんたむしと呼ばれる股部白癬、しらくもと呼ばれる頭部白癬、トリコフィトン・トンズランス感染症などの種類があります。
足の水虫である足白癬には、発症部位や症状により趾間型足白癬と小水疱型足白癬、角質増殖型足白癬の3種類があります。
足の指の間に症状が現れる趾間型と足の裏や側辺部に症状が現れる小水疱型の2種類の足白癬は、強い痒みを伴う小さなブツブツとした水疱や膿疱が出来、水疱や膿疱が破れジュクジュクした患部となり、2次感染を引き起こす事があります。
角質増殖型足白癬は、長い間足白癬に感染する事で足の裏や踵がカサカサと乾燥し、次第に角質が厚く硬くなり皮膚がひび割れたり、皮膚が剥ける症状が現れます。
爪白癬は、爪の中へと白癬菌が侵入する事で発症し、一度発症すると治療に非常に時間を要するしつこい水虫です。症状は、痛みや痒みなどの自覚症状がないまま、爪が白色や褐色に濁り肥厚します。
股部白癬は、暑い季節に男性性器周辺の皮膚から発症するケースが多く、桃色の鱗状の皮疹が太腿上部の内側にまで広がるケースがあり、体質によっては毎年の様に再発する感染者もいます。
体部白癬は、顔や胴体、腕、脚などに痒みを伴う縁が桃色の鱗状の皮疹が現れ、体の接触で比較的簡単に感染する特徴があります。
頭部白癬は、体部白癬と同様の弱い痒みを伴う桃色の鱗状の皮疹が生じたり、頭皮が剥がれ落ちたりし、稀に白癬菌に対するアレルギーによる瘢痕性脱毛や皮疹の炎症により禿瘡が引き起こされるケースがあります。
トリコフィトン・トンズランス感染症は、キューバから米国、欧州と感染が広がり、日本に持ち込まれた比較的新しい白癬菌による感染症であり、頭部に感染するとケルズス禿瘡を発症するケースもあります。