水虫は感染症のため、自分が感染してしまうと自分だけの問題とはいえなくなります。そして「自分には関係ない」と思っている人ほど水虫になりやすい環境で過ごしている可能性があります。

匂いのある水虫は塩で治る?

足の裏や指の間に症状が出る皮膚病と聞いて、多くの方は「水虫」を思い浮かべるのではないでしょうか?
それだけ水虫は日本人に患者数が多い皮膚疾患の1つです。
あるデータによると水虫で治療した、また似たような症状が出た事があると答えた方は5人に1人となっています。
これだけ多くの方が悩んでいる皮膚疾患ですので、巷には数多くの民間療法が溢れています。

そもそも、水虫は白癬菌というカビの1種が、皮膚の角質層に感染する事で起こる皮膚疾患です。
症状としては皮膚がジュクジュクとただれたようになる、めくれる、小さな水泡ができるといった他に、足の匂いがきつくなる傾向にあります。
カビが原因という事もあり殺菌すれば治るのでは?と、思う方も多いかと思います。
民間療法としても塩を使った対処法がいくつかあるようです。
足がつかるくらいのバケツに水を入れ、そこへ塩を入れて溶かします。
その中に患部を浸す事で白癬菌を塩の力で、殺菌しようというのです。
塩は優れた殺菌作用がある為、古くから殺菌の為に用いられてきました。

実際、白癬菌も殺菌できるようです。
しかし、効果はあくまで皮膚表面に付着している白癬菌のみに有効です。
角質層にまで感染してしまった白癬菌は、塩の成分がそこまで浸透できない為、治す事はできません。
また、匂いがきつくなるほど症状が進んでいる場合、皮膚がただれたりめくれるなどでダメージを負っています。
そこに塩が付着すると、かなりの痛みを感じるでしょう。

ですので、匂いがきつくなるくらいに症状が進んでしまった水虫は、民間療法だけでなく、やはり治療を受ける事がおすすめです。
皮膚科では白癬菌を死滅させる作用のある、抗真菌薬で治療を行います。